「あなたの恋は、どこから始まりましたか?」
初対面のドキドキ?
マッチングアプリ?
それとも──気づいたら、友達が特別な存在になっていた?
恋愛を描いたドラマや映画では、知らない誰かとの“ときめき”がスタートラインとして描かれることが多い。けれど、最新の心理学研究はこう言っている。
「恋人の約7割は、もともと友達だった」
恋は、思っているよりずっと静かに、ゆっくりと、近くで芽生えているのかもしれない。

恋愛に発展するきっかけは、何だったのか研究した論文があったんだ!
恋愛科学は「出会い」を誤解していた
2022年に発表された論文
“The Friends-to-Lovers Pathway to Romance”(Stinsonら)は、これまでの恋愛研究が“とある事実”を見落としていたことを示しました。
恋愛心理学の多くは、「見知らぬ相手と出会い、好意を抱き、恋に落ちる」プロセスを前提にしてきました。過去20年の学術論文や大学の教科書を調査した結果:
- 研究論文の約74%は「初対面から始まる恋愛」ばかりを扱っていた
- 「友達から恋人になる」過程を扱った研究はわずか8%
言い換えれば、「友達から恋に落ちる」プロセスは、科学の世界でほぼ無視されてきたのです。

もともと恋愛研究は初対面から始まる恋愛ばかり注目していたんだ!
68.2%のカップルが“元・友達”
でも現実は、全く違いました。
研究チームが行った大規模調査(7つの調査、合計1,897人)によると──
✅ 68.2%の人が、「恋人とは最初、友達だった」と回答。
特にこの傾向は、
- 30歳未満の既婚者 → 84%
- LGBTQ+カップル → 85%
と、さらに高い割合を示しています。
しかも、交際までの“友達期間”の平均は約22ヶ月。
1年以上の関係性の中で、恋がゆっくり育まれていたのです。

半分以上もの人が”友達”から始まる恋愛をしていたんだ!
しかも期間は平均2年近く友達だったんだ!
「最初から恋愛狙い」じゃなかった
この研究で驚くべきは、約7割が「最初は恋愛目的ではなかった」と答えたこと。
つまりこうです:
- 「気になってたから近づいた」わけではない
- でも、日々の関わりの中で
- 「安心」「信頼」「感情の共有」が深まることで
- 恋愛感情が自然に芽生えていた
映画みたいな「一目惚れの瞬間」ではなく、じわじわと好きになっていたわけです。

友達として長く時間を共にしていると、相手の事を理解したり、感謝したり、好きになる要素が多くなってくるんじゃないかな!
恋愛観を、アップデートしよう
恋愛の始まりは「運命的な出会い」だけじゃない。
むしろ、現代の恋愛はこんなふうに始まっているのかもしれません。
恋は“起こすもの”ではなく、“育つもの”
特別な出会いを探すより
今すでに身近にいる人との関係を、大切にしてみる

恋愛は”運命の素敵な出会い”よりも、身近な友達から始まるのかもしれない!
もし、友達だと思っていた人と恋愛関係になったらドキドキしちゃうかもね!
あなたの恋は、どこから?
恋人がほしいと思ったとき、
「誰と出会うか」ではなく「誰と深めるか」を考えてみてください。
もしかしたら、あなたの隣にいる“友達”が、
未来のパートナーなのかもしれません。

あなたの運命の人は、もしかしたらあなたのすぐそばにいるのかも知れないね!
素敵なパートナーと素敵な人生を!
Thank you for reading! Good luck!
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出典情報
Stinson, D. A., Cameron, J. J., & Hoplock, L. B. (2022).
The Friends-to-Lovers Pathway to Romance: Prevalent, Preferred, and Overlooked by Science.
Social Psychological and Personality Science, 13(2), 562–571.
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