はじめに:それって“愛”じゃなくて“不安”かも?
「相手のLINEが遅いだけで不安になる」
「嫌われるのが怖くて、本音が言えない」
「“好き”が強すぎて、自分のことが見えなくなる」
そんな経験、ありませんか?
もしかしたらそれは、恋愛依存やメンヘラ傾向と呼ばれるものかもしれません。
でも、大丈夫。
心理学的な視点から見れば、その原因には明確な“心のメカニズム”があるのです。

メンヘラ恋愛にはちゃんと原因があったんだ!今回は論文をもとにそんな恋愛を解明するよ!
心理学の視点:恋愛と「自分らしさ」の関係
鳴門教育大学が大学生223人を対象に行った研究によると、
恋愛がうまくいくかどうかは、「どれだけ自分を理解できているか」に深く関係しています。
特に、メンヘラ化しやすい人に見られる傾向は以下の3つ:
- 💢 感情の起伏が激しい
- 🌀 相手の反応に過敏
- 💬 外見や雰囲気に流されがち(表層的恋愛)
これらはすべて、「自己がまだ不安定で、他人に依存しやすい」というサインでもあるのです。

自分軸が固まってないから相手に振り回されちゃってる状態なんだね!
「恋愛がうまくいかない人」の心理的特徴とは?
鳴門教育大学の調査では、恋愛に依存しやすい人には以下のような特徴が見られました。
心理的特徴 | 解説内容例 |
---|---|
感情の振れ幅が激しい | 嬉しい・悲しいのアップダウンが激しく、安定しにくい。 |
自分軸より他人軸で恋愛する | 相手に合わせすぎて、自分の意見が言えない。 |
表面的な魅力に引き寄せられる | 深いつながりよりも外見や雰囲気に影響されがち。 |
これらの特徴はすべて、「自己確立の未熟さ=自分がまだ安定していない」ことと関係しています。
つまり、「恋愛で不安になる理由は、“愛されない”からじゃなく、“自分を信じられていない”からかもしれない」のです。

自分の安定を他人に委ねてしまうと苦しい恋愛になるよね!
恋愛でメンヘラ化しないための5つの習慣
では、どうすれば“重くない恋愛”ができるのでしょうか?
以下の5つの習慣が、あなたの恋愛体質を変えてくれるかもしれません。
① 「自分の不安ポイント」を言語化する
→ 「どうせ嫌われる」「返事がない=無視された」など、脳内のモヤモヤをノートに書き出す。
頭の中だけで処理しようとせず、不安の正体を可視化することが第一歩。
② 一人の時間を“義務”として持つ
→ 恋愛関係がうまくいっている人ほど、「ひとりの時間」を大切にしています。
予定がなくても、散歩や読書を“恋愛と無関係な時間”として確保してみましょう。
③ LINEは“自動返信機能”と思う
→ 相手の既読スルーに一喜一憂してしまう人へ。
LINEはあくまで伝言板ツール。
「愛情のメーター」ではありません。
④ 自己紹介を10秒で言えるようにする
→ 「あなたってどんな人?」と聞かれたときに詰まるなら、
まずは自分を言葉にする練習から。
自分の輪郭がないと、他人に依存しやすくなります。
⑤ “好かれるため”ではなく“対等であるため”に恋愛する
→ 「嫌われたくない」より「ありのままでいられる」関係を目指そう。
依存的な関係は上下関係に陥りやすく、苦しさの原因になります。

相手の方が”立場が上”の恋愛をしてしまうと振り回されやすくなるよ!
“対等な関係”がメンヘラ化しない恋愛の鍵なんだね!
まとめ:重くない恋愛の鍵は、“自分を好きになる”こと
恋愛で苦しくなりすぎるとき、
それは「相手の問題」ではなく、もしかしたら「自分の輪郭が曖昧になっているサイン」かもしれません。
“ちゃんと自分を知ってる人”ほど、恋愛に振り回されずに済む。
この論文が教えてくれたのは、そんなあたりまえだけど大切なことでした。

自分を好きになるって難しいけどできるんだよ!もっと自由に自分の人生を自分軸で楽しめるんだ!みんなも一緒に素敵な恋愛をしよう!
読んでくれてありがとう!
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恋愛のスタート地点についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ
▶ 「恋の始まりの7割が“友達から”ってマジ?」――科学が見逃してきたリアルな恋愛のカタチ
参考論文
大学生の恋愛の発達と自己の発達との関連
鳴門教育大学 学校教育研究紀要 第34巻, 2019年
論文PDFリンク
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