いきなりの“ハブり”に、理由がわからない
昨日までは一緒に笑ってたのに、今日は無視。
LINEを送っても、既読スルー。
グループの話題に入れない。目が合わない。
「え?私なにかしたのかな…?」
そんな風に悩んだこと、ない?
でも、それって本当にあなたが“悪い”から起きたことなのかな?

今回は何故人は仲間外れにされるのか、昔からある村社会のシステムを論文をもとに解説していくよ!
教室って、“みんな同じ”じゃないとダメなの?
ちょっと意見を言っただけで「空気読んで」って顔をされる。
髪型や言葉づかいを変えたら「なんかキャラ変わったね」って笑われる。
なんだか、「みんなと同じ」でいないとダメな感じ。
でもそれって、なんでなの?誰が決めたの?

“空気感”を読むのって疲れてしまうよね!でもそれが作られるのには明確な理由があったんだ!
実は昔の日本、「村社会」だったんだよ

昔の日本は「村」で生きてた時代。
みんなで田んぼを守り、協力して暮らす生活。
誰かが「ルール」を破ると、他の人の生活も壊れてしまう。
だから、「村八分」というルールがあった。
火事と葬式以外、完全に無視する=社会的に“存在しない”扱い。
それが、昔の“仲間外れ”。
そうやって「協力」を守ってたんだ。

村社会はそうした”ルール”をもとに村の秩序を守っていたんだ!
今の学校やSNSにも「村」はある
いま私たちは、教室・LINEグループ・インスタ…いろんな“見えない村”の中で生きてる。
そこでちょっとでも「みんなと違う」と思われると…
- なんとなく外される
- 空気を壊したと思われる
- 無視される、陰口を言われる
そう、「村八分」は終わってない。形を変えて、生きてるんだ。

そうした見えない村には”暗黙の了解”みたいな見えないルールが存在しているんだ!それを破ってしまうと村八分にされちゃうんだね!
実験でもわかった。「排除」は“協力”を守るためにある
ある研究で、AIに「協力しながら生きていく方法」を学ばせたら、
驚くことに “協力しない相手とは縁を切る”=排除するというルールを、自然に学び始めたんだって。
つまり、協力を守るために、排除が生まれる。
でも、それは「自分と違う人」や「少し変わった子」を悪くする理由にはならない。
人間にはそういう“クセ”があるだけ。あなたが悪いわけじゃない。

仲間外れはその人の事を嫌いだからしているわけじゃないんだ!仲間との協力関係を守るためにハブくんだ!
あなたは悪くない。「違う」は、悪じゃない
だからこそ思い出してほしい。
もし今、あなたが「仲間外れにされている」と感じているなら、
あなたが変だからじゃない。
「少し違う」というだけで、排除してしまう構造があるだけ。
違うことは、あなたの“個性”であり、“自由”であり、“強さ”なんだ。

この世界は広い!今は世界中どこでも誰とでも繋がれる社会!小さな村に固執する必要はないんだ!
もう一度つながりたいなら、それも選んでいい
「あの子たちともう一度、仲良くなりたい」
そんな気持ちがあるなら、それも大切にしてほしい。
- 相手が「嫌だった」と思った行動があったのかもしれない
- 悪気がなかったとしても、「ごめんね」と伝えてみる
- 「私、なにか嫌なことしちゃったかな?」と素直に聞く勇気は、本当にすごいこと
もし謝って、話して、関係が戻るなら、それはきっと前より強い絆になるはず。

こうして素直に向き合って、謝って、再び関係が修復された友情は、前よりももっと強い絆になってると思う!
うまくいかないなら無理しなくていい
謝っても、話しても、戻れないこともある。
それは、あなたが悪いからじゃない。
そのグループが「排除することで安心している」状態なら、あなたの優しさが届かないこともある。
そのときは、自分を責めずに、「他の場所」を探してみよう。
あなたを大切にしてくれる人は、必ずどこかにいる。

大丈夫!自分を大切にしてくれる存在は必ずいるから!自分を責める必要なんてない!前を向いて歩いて行こう!
ハブられたって、そこが“全世界”じゃない
教室がすべてじゃない。
LINEのグループが世界のすべてでもない。
- 趣味のコミュニティ
- オンラインの友達
- 違うクラスや学校、バイト先
ちょっと視点を変えれば、世界は思ってるより広い。
あなたの“違い”を素敵だと思ってくれる人は、必ずいる。

色んな世界を見てみよう!自分と共感してくれる世界はこんなにたくさんあるんだって気づけると思うんだ!
おわりに
人間は「みんなで仲良くしたい」って思うからこそ、
時には「違う人」を遠ざけてしまうことがある。
でも、それは“仕組み”としてあるだけで、あなたの価値とは関係ない。
✔ 仲直りして戻る
✔ 別の場所を見つける
✔ ひとりの時間を大切にする
どの選択も、あなたが選んでいい。
“空気”に縛られすぎず、あなたらしく、あなたのリズムで生きていっていいんだよ。

どんな選択でもあなたはあなたの幸せを創っていける!
あなたの未来は希望に満ちているんだ!
読んでくれてありがとう!
出典
Ueshima, A., Omidshafiei, S., & Shirado, H. (2023).
Deconstructing Cooperation and Ostracism via Multi-Agent Reinforcement Learning.
arXiv preprint arXiv:2310.04623.
論文PDFリンク
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